例外
(2015年1月30日)
  
       
 
前回の記事で、「冬眠するので、カメたちの姿は春まで見れません」とお伝えしました。っが、今年は暖冬なのか、1頭だけ冬眠していないカメがいるのです。

カメなどの爬虫類は「変温動物」と言って、外気温によって体温が変化します。冬の寒い時期には体温も下がり、体の機能が低下し、仮死状態になります。この状態を冬眠というのですが、今年はこれをしない(できない?)個体が1頭いるのです・・・。

晴れている日の午前中に、飛び石の上に出てきて甲羅干しをし、午後3時くらいになると池の中へと帰って行きます。朝見かけた日には少々心配になりますが、寒い日には出てこないし健康状態も悪そうには見えないので、今の所カメの気分に任せています。

毎年、冬眠していたのに今年は冬眠しないカメ。良くとれば、「レア」で何か良いことが起きそうですが、悪く取れば、何か天変地異が起きてしまうかも・・・?!なぁ〜んて考え過ぎですかね!?

今年は未年なので不眠症のカメに、ヒツジの数え方でも教えてあげますか!!


(藪)




  冬の訪れ
(2014年10月29日)
 
    
 
1年は早いもので、あっという間に10月も終わろうとしています。今年はまだ、暖かい日もあるため、カメたちも甲羅干しをしている姿を見かけますが、そろそろ寒くなってくると、この姿も見れなくなります。
カピバラの池は井戸水を使用しているため、夏冷たく、冬暖かいのですが、暖かいといっても、所詮、水なのです。なので、カメたちは冬になると池の底の落ち葉などが溜まっている所に潜って冬眠してしまいます。

というわけで、もうそろそろカメたちとは春、暖かくなるまでしばしの別れとなります。彼らの写真のような姿を見れるのもあとわずか!!これを逃すと、来春まで見る事はできませんよ〜!!


(藪)




 春の訪れ
(2014年3月30日)
 
 
 
日に日に暖かくなり、春らしさを感じられるようになりましたね!
みなさんはどんな事で春を感じますか??春1番が吹いたら?タンポポや梅、桜などの草花で?
厚手のコートをクリーニングに出したら?和菓子屋で桜餅が売られたら?色々な事で春の訪れを感じる事と思います。

私は毎年、このカメたちで春が来たことを実感します。
寒い冬の間はカピバラの展示場にある池の中で冬眠しているカメたち。春になり暖かくなってくると、石の上などで甲羅干しをしている姿を観かけるようになります。
カメの姿を観かけなくなると冬の訪れを感じ、カメの姿を見かけるようになると春の訪れを感じる。
草花だけでなく、動物の行動の仕方でも四季を感じる事ができるんですよ!!
動物たちがどんな行動をしているか、観察しに来てください!!きっと色んな春を見つけられますよ!!


(藪)



ミドリガメ?
(2013年11月15日)

 
 

カピバラの池の飛び石の上に奇妙な物体が乗っています。石のようですが、緑色です。

よく見るとカメなのがおわかりになるでしょう?以前、この池にいたミシシッピーアカミミガメです。リス舎の居候生活からようやく解放されました。冬の寒い間、カメたちは、この井戸水のカピバラ池で冬眠します。池の底に溜まった土や落ち葉の下でお休みです。

今はまだ、暖かい時に日向ぼっこをしています。一面に浮いたウキクサを体中に付けて。

アカミミガメは小さい時、ミドリガメとも呼ばれていますが、ここでは今が正真正銘のミドリガメ!なんちゃって。


(小)




 

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